アパレルにサステナブルの流れを

サステナブルとは

皆さん、サステナブルという言葉は耳にしたことがあるでしょうか。

サステナブルとは「持続可能な」という意味のある言葉です。

サステナブルというキーワードはアパレル食品産業などで用いられ、近年ではエコや環境問題において語られる事が多くなってきました。ここではアパレルの分野でのサステナブルについて話していきたいと思います。

サステナブルは、人間が生活していく上で地球の自然環境や動物の保護、ひいては地球上の連鎖を止めないようにという生産活動や消費活動のことを言います。

大手のブランドが取り組んでる活動の一部として

・オーガニックコットンを使用する。

・ペットボトル、ビニール傘や海底ゴミなどを原料として製品を作る(リサイクル)

・廃棄処分や不要在庫になるような素材を活用する(アップサイクル)

・動物の毛皮の使用をしない

などがあります。

 

この4項目についてどんな点がサステナブルに寄与しているのか、どんな取り組みが行われているのかについて書いて行きたいと思います。

 

まず、オーガニックコットンの使用が何故サステナブルな活動になるのかを説明します。

コットンは天然素材で安価で手に入る材料で大量消費にともなって水資源を過剰使用する灌漑農業や土壌、水質の汚染や生態系を脅かす化学肥料、農薬の大量の使用がされてきました。その結果一例としてアラル海の縮小による砂漠化の拡大、生態系のバランスの崩壊したなどが引き起こされました。オーガニックコットンは厳格な基準で定められた農薬や肥料の使用、栽培過程守って作られているコットンになりますので環境的負荷を最小限に抑えられており、オーガニックコットンの使用はサステナブル的考えに寄与してると言えます。

 

ペットボトルはリサイクルできるということが広く知られています。

ペットボトルは回収された後粉砕→洗浄→加熱(ペレット)→綿・紡績糸となりその再生繊維を使って繊維製品が作られます。このようにして再生ポリエステルが作られ、このような繊維にはエコマークが付きます。アメリカやヨーロッパの一部ブランドではこのようなエコマークのついた材料、環境や人体に考慮された製造過程で作られた製品が作られており、それが一般的な考えとして浸透してきています。また廃棄されるビニール傘を利用したバッグや海洋ゴミを利用したアパレル製品もあります。コストとしては回収や洗浄などの工程を多くなる分、石油から直接化学繊維を作った方が手間もコストも安くすみます。しかし環境に対する意識が高まっている近年、このサステナブルな考えは今も拡大し続けています。

 

アップサイクルも近年では活発になってきているサステナブル的考えの一つです。

アパレル業界ではデザインやファッション自体にも流行り廃りがあります。昔は大量に売れていた商品や材料も急に売れなくなっていって大量の在庫を抱えてしまうということも少なくありません。アップサイクルではこうした大量の在庫を抱えた物、処分されてしまうような物を捨てずにそれを有効活用する、いわばゴミを宝物に変えていこうという取り組みです。ゴミを処理するのにも焼却のコストや有害物質の発生、二酸化炭素の増加など様々な環境に対する影響を及ぼします。本来不要な物を有効活用して価値を上げる取り組みがアップサイクルです。

例をあげますと

・イベントで使用されたフラッグなどをバッグやポーチに変えて販売する。

・廃棄処分予定の生地を使ったバッグを製造・販売している

・着物を利用して、洋服やインテリア雑貨などを製造・販売している。

などの取り組みがなされています。

この活動は現在国外はもとより国内でもこの活動は活発化してきています。

 

近年では動物保護の観点から、動物の天然毛皮の一切の使用を廃止するブランドが増えてきました。

動物由来の物をリアルファー、リアルレザーと呼ぶのに対して人工的に作られたをエコファー、エコレザーと呼ぶようになってきています。しかし、動物の毛皮は使用は動物保護の面に関していえばよろしくないのですが、廃棄に関しては化学繊維のものより優れております。そこで近年ではペットボトルなのどを再利用した繊維を使ったもの、生分解性の素材を使ったものの開発も進んできておりますし、質感も技術の進歩により動物由来のものととても近いようなものが出来てきています。

近い未来に動物保護の観点、環境保護の観点からでも両立できる素材が生まれるかもしれません。

 

弊社でも、アップサイクル的な取り組みやエコマークのついた製品の取り扱いを進めております。

 

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