フード紐について

フード紐

・紐(コード)とは

パーカーやコート、パンツのウエスト、靴紐など。よくよく見ると様々な洋服に使われている紐。その紐も様々な素材や作製方法の物があります。紐は大きくわけて組紐、織紐、編紐の3種類に分類されます。

・各種紐の作製方法・使用用途

上の文章で少し触れた3種類の紐について、特徴や作り方などを紹介していきます。

組紐

組紐には丸い形状と平らな形状の物があります。丸紐は3次元形状を有する2次元組物を作製できる丸組機を使って作られます。丸組機は駆動部、軌道、ホーンギア、巻取装置、スピンドル、ボビンなどで構成されています。丸組機では図のようにホーンギアは円周上に並び、隣合ったホーンギアは逆回転となって、次々とスピンドルを受け渡します。そして、最初のホーンギアと最後のホーンギアでつながり完結します。丸組機の場合はホーンギアの数が偶数でなくてはいけません。奇数の場合、完結部分のホーンギアが同じ方向に回ることになり不駆動になってしまうためです。

平組機では、ホーンギアの配置は丸組機の配置と同様に円周上に一列に並んでいますが、一ヶ所でその並びが途切れてホーンギアの途切れているところでスピンドルが引き返し、そこの部分が平紐の耳の部分になります。平組物でねじれない組物を作る場合も、左右両端の組み目が対称になるように、ホーンギアの数は偶数にします。

 

編紐

編紐は、伸縮性に富んでいて触り心地が柔らかいのが特徴です。 作製には丸編み機やラッセル織機などが用いられます。編機による編目の形成は、糸が編針に供給され、すでに存在するループに糸を通して新しいループを作ることによりできます。編針にはべら針やひげ針などがあります。これらのうちべら針は糸が供給され、編針が動けば編成が可能ですが、ひげ針はプレッサなどの補助装置が必要になってきます。復号針はスライダによりフックの開閉を行うもので、高速トリコット編機を中心に使用されています。

 

織紐

織紐は、たて糸とよこ糸を一定の規則で交差させて作られる紐でシャトル織機やニードル織機を用いて作られます。ニードル織機は革新的な機械でシャトル織機の10倍以上の生産スピードが出せます。製織にはたて糸とよこ糸でそれぞれの作業準備があり、糸の太さむら、汚れなどを除去する巻き返し。所定の本数たて糸をビームに平行に巻き取り糸の長さ、密度、幅を整える整経。たて糸に糊をつける糊付け。たて糸を綜絖、筬に通す工程。たて糸を織機上に仕掛ける機掛け。よこ糸を木管に巻き、シャトルに装填できる状態にする横管巻き。

この工程を経て綜絖枠に付属されたいずれかの綜絖に1本ずつ通され、綜絖枠の上下運動によって、縦糸が2つのグループに分けられ開口部が形成されます。よこ糸はシャトルによって開口内に入れられ、筬によって織前に押し付けられ、織られた織物は巻取られその分だけたて糸ら送り出され、次のよこ糸を入れるために、たて糸の別の組み合わせの開口を作りそこによこ糸を入れます。その繰り返しで織紐が出来ていきます。

主な使用用途は

  • パーカー、コート
  • 巾着袋
  • アウトドア用品
  • 工業資材等・・・

 

・弊社の紐紹介

編紐

編紐

組紐

織紐

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