スーツに紐の無い革靴はNG!靴紐のおしゃれを楽しんでみよう!

ビジネスシーンにおけるファッションは、自分が気に入るかどうかよりも相手に失礼がない服装かどうかが重要です。

しかし、足元に関するビジネスマンとしてのマナーを教えてもらう機会はないものです。またスーツスタイルでも、唯一自分の個性を出しておしゃれを楽しめるのが靴紐ではないでしょうか。

マナーを守りつつ、さりげない靴紐のおしゃれを楽しんでみてはいかがでしょうか。

ビジネスシーンでスーツに合わせる革靴は、紐がついたものが正解!

スーツを着た際の足元はスニーカーNGだというのは常識かもしれませんが、革靴なら何でもいいというのも間違いです。では、どのような革靴が正解なのでしょうか。

スーツにOKな革靴は?

スーツの足元は、紐の付いた革靴が正解です。

具体的には、つま先に一文字の切り替えの入った「ストレートチップ」W文字の切り替えの入った「ウイングチップ」がスーツに合う紐靴です。唯一、紐ではなくベルトと金属のバックルで締まり具合を調節する「モンクストラップ」だけは、紐がなくてもスーツに合わせてもよい靴だと言われています。

靴の色は、黒系か茶系(ブラウンやダークブラウン)です。少し冒険するなら、冠婚葬祭には向きませんがブラウンにややボルドーが加わったようなバーガンティ-の革靴も許容範囲でしょう。

スーツにNGな革靴は?

紐のないスリップオンタイプの革靴は、基本的にはスーツにはNGです。

なぜなら、紐がない靴というのは着脱のしやすさが優先されているためです。そのため、ビジネスシーンにおいてはワーキングシューズの扱いになってしまいます。

ローファーは学生のイメージが強いので、やはりビジネスシーン向けではありません。

スウェードなど革以外の素材やブーツ、つま先が極端に尖った靴もNGです。

靴紐の種類

一口に靴紐といってもさまざまな種類があります。革靴は、大抵同系色の靴紐が結ばれているかと思いますが、せっかくなので「形状」「素材」「加工の種類」「太さ」にこだわった靴紐に付け替えてみてはいかがでしょうか。

靴紐の形状

靴紐には、断面が丸い「丸紐」と断面が平らでつぶれた「平紐」、そしてニットのように編み込んで作られた「編み紐」があります。

スーツに合わせるならフォーマルでドレッシーな雰囲気をもつ「丸紐」がベストでしょう。

「平紐」はベーシックな雰囲気ですが、太すぎるとカジュアルになってしまいます。

「編み紐」は収縮性があるので結んだ時のフィット感に優れています。

靴紐の素材

靴紐の素材もさまざまな種類があります。素材によって丈夫さやフィット感、見た目の印象が異なります。

最も種類が豊富に販売されているのが「綿製」です。リーズナブルな価格も魅力です。

「レーヨン(人絹)性」なら耐久性がありつつ光沢が高級感も演出してくれるので、ビジネスシューズにぴったりです。

丈夫で切れにくく、結んだ時にほどけにくいのは「ポリエステル製」の靴紐です。

最近では「シリコン製」のものも売られています。

シリコン製のバーをシューホールに渡して装着するもので、着脱のたびに靴紐をほどいたり結んだりしなくていいので便利です。

ただし便利さを追求したアイテムはおしゃれからかけ離れてしまうのも事実でしょう。

靴紐の加工の種類

さまざまな素材の靴紐がありますが、さらに表面を加工して元の素材に比べて風合いや機能が変化しているものもあります。

「ガス紐」は、表面を炙って毛羽立ちを抑える加工を施した靴紐です。表面は柔らかな素材そのものの風合いを残しています。

表面を蝋でコーティング加工した「蝋引き紐」は、ツヤが出て高級があります

ガス紐はカジュアルな靴にも使われるので、蝋引き紐の方が革靴との相性が良いでしょう。

靴紐の太さ

靴紐の太さもさまざまありますが、太くなるほどスニーカーなどカジュアルな靴の印象が強くなります。

3mm以下程度の細い靴紐の方がドレッシーな雰囲気になり、ビジネスシーンにも向いています。

革靴に合わせる靴紐の色も重要!少し遊んでみるのも上級テクニック

黒系や茶系の靴紐つきの革靴というと、選択肢がないように思えてしまうかもしれません。

ですが、靴紐の色にこだわってみると同じ革靴でも印象をがらりと変えることができるのです。靴紐だったら少し冒険した色で遊んでみるのも上級テクニックです。

黒の革靴に合わせる靴紐は?

同系色の黒が最も無難ですが、少し遊んでみるならオリーブグリーンやネイビー、ボルドーなどもおしゃれです。

ただしさりげない色使いがおしゃれなので、濃い目のものにしましょう。

ダークブラウンの革靴に合わせる靴紐は?

同系色である茶系のチョコレート色やダークブラウンなら外すことはありません。

ブラックなら引き締まった雰囲気になります。刺し色にしたいならボルドーもおすすめです。

ブラウンの革靴に合わせる靴紐は?

オリーブグリーンやキャメル、ダークベージュやボルドーなど多くの刺し色が楽しめるのがブラウンの革靴です。

ブラックやダークブラウンなど靴より濃い色だと締まった印象になりますが、色の強弱が出過ぎてしまうので同系色または明るい色が合います。

バーガンディの革靴に合わせる靴紐は?

同系色のバーガンディなら、濃いめでも明るめでもよく合います。

ダークブラウンやチョコレートなどの濃いブラウンも馴染みます。ブラックで引き締めるのも効果的です。

まとめ

ビジネスマンにとって、スーツと革靴は「戦闘服」とも称される必需品です。

革靴の靴紐を替えるだけで、さりげないおしゃれが楽しめるとともにデキる男を演出できます。足元のおしゃれを靴紐で楽しんでみませんか。

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